Claude Code 2.1.99-2.1.111 影響整理
ひとことで: Phase 44 の docs 判断として、2.1.99 から 2.1.111 までの公開 changelog を棚卸しし、Harness への影響を A と C に分類した結果、B は 0 件です。
たとえると: 新しい道具箱が届いたときに、「そのまま使える道具」と「こちらで持ち手や収納を作り直す必要がある道具」を仕分けしたメモです。
前提
- 一次情報は Anthropic 公開
claude-codeリポジトリのCHANGELOG.mdを使用 - この文書の分類は Phase 44 の計画と対応付けるためのもの
A: Harness 側で明示的な追従が必要な項目C: Claude Code 本体の更新だけで恩恵を受ける項目B: 「書いただけ」は今回0
要約
| 範囲 | 判定 | 補足 |
|---|---|---|
2.1.99, 2.1.100, 2.1.102, 2.1.103, 2.1.104, 2.1.106 | C | 公開 changelog 上の個別項目なし。Phase 44 では追記対象なし |
2.1.101 | C | UX 改善と安定性修正が中心で、Harness 固有のコード追加は不要 |
2.1.105 | A | PreCompact hook と monitors manifest は Harness 側の統合が必要 |
2.1.107 | C | thinking 表示改善。Harness は自動継承 |
2.1.108 | A / C 混在 | 1 時間 prompt cache は明示追従対象、他は主に自動継承 |
2.1.109 | C | thinking indicator 改善のみ |
2.1.110 | A / C 混在 | permission 再評価まわりは明示追従対象、他は主に自動継承 |
2.1.111 | A / C 混在 | xhigh、/ultrareview、Auto Mode flag 廃止は正式追従対象 |
バージョン別一覧
| Version | 主要変更 | Harness 影響 | 分類 | Phase 44 トレース |
|---|---|---|---|---|
2.1.99 | 公開 changelog 上の個別項目なし | 範囲起点として確認のみ。Harness 独自対応なし | C | - |
2.1.100 | 公開 changelog 上の個別項目なし | 追加追従なし | C | - |
2.1.101 | /team-onboarding、OS CA trust、/ultraplan 初期環境自動化、resume 安定化など | 既存 workflow がそのまま恩恵を受ける。Phase 44 での新規コードは不要 | C | - |
2.1.102 | 公開 changelog 上の個別項目なし | 追加追従なし | C | - |
2.1.103 | 公開 changelog 上の個別項目なし | 追加追従なし | C | - |
2.1.104 | 公開 changelog 上の個別項目なし | 追加追従なし | C | - |
2.1.105 | PreCompact hook、plugin monitors manifest、/proactive alias など | hooks.json と plugin manifest に実装統合が必要 | A | 44.2.1, 44.2.2 |
2.1.106 | 公開 changelog 上の個別項目なし | 追加追従なし | C | - |
2.1.107 | thinking indicator 改善 | 表示改善を自動継承 | C | - |
2.1.108 | ENABLE_PROMPT_CACHING_1H、recap、built-in slash command discovery など | 1 時間 cache は運用ポリシー整備が必要。他は概ね自動継承 | A/C | 44.6.1, 44.7.1 |
2.1.109 | extended-thinking indicator 改善 | UI 上の恩恵のみ。追従コード不要 | C | - |
2.1.110 | permission deny 再評価 fix、PreToolUse.additionalContext fix、/tui、resume/scheduled task など | guardrail 再検証と docs 更新が必要。その他 UX 改善は自動継承 | A/C | 44.3.1, 44.11.1 |
2.1.111 | xhigh、/ultrareview、Auto mode no longer requires flag、/effort slider など | xhigh と /ultrareview は正式追従対象。Auto Mode の前提文言も更新が必要 | A/C | 44.5.1, 44.8.1, 44.11.1 |
重点メモ
2.1.105
PreCompacthook は Harness の長時間実行保護に直結しますmonitorsmanifest は monitor 系スクリプトを「後付け」ではなく「起動時自動 arm」に変える起点です- どちらも Harness の付加価値を作るので
Aです
2.1.108
ENABLE_PROMPT_CACHING_1Hは、単に使えるだけではなく「どのフローで有効化するか」の方針が必要です- そのため docs と policy を伴う
Aに寄せます - 一方で recap や slash command discovery の多くは本体恩恵なので
Cです
2.1.110
permissions.denyの再評価修正は、Harness の guardrail 説明と期待動作に直接効きます- 「CC が直したから終わり」ではなく、Harness の説明とテスト観点を更新する必要があるため
A/C混在です
2.1.111
xhighは見送りではなく正式対象です/ultrareviewも見送りではなく正式対象ですAuto mode no longer requires --enable-auto-modeは、Auto Mode の docs 前提を古いままにしないための明示追従対象です
B がゼロである理由
- 公開 changelog にない版は「無理に意味づけして行を増やさない」
- 本体改善だけで終わるものは
Cに寄せる - Harness の判断・文言・設定・フックに影響するものだけを
Aに寄せる
この切り分けにより、「Feature Table に書いただけ」の B を作らずに済みます。
具体例
具体例: 2.1.111 の xhigh は、単に新しい effort 名が増えた話ではありません。Harness 側では reviewer/advisor の thinking 強度ポリシーや docs の説明に影響するため、A として扱います。
なぜこの整理にしたか
Phase 44 は「CC の changelog を要約する」ことが目的ではなく、「Harness がどこを自分で持つか」を明確にすることが目的だからです。